曲調はしかし、この、重心の低い、もっさりとした曲調でロウ感が増しているのには違いないだろうが、ロウでブラックネスな打ち込みってのは音数の多さに反比例するかと、、そしてそれが好みの自分には、「かっこいい」。
Big Strickは当初、Omar-sのFXHEから12inchをリリースしていたが、その際は試聴止まりで購入に至らず…、荒削りなものも好きだが、ちょっと荒すぎるように感じたのでしっくりこず、なので本LPを聴いた時は大げさではなく耳を疑った。
語彙力を疑われる例えだが、手元にあるカッターナイフで削っていた鉛筆を、鉛筆削りで削るようにはなったけど、決してシャーペンは使わないような、、そんな違いの印象。レコ屋の試聴で何この曲??ってなったものの、それがなかったら、惜しくもスルーしてしまうところ、手あたり次第の試聴は大事。
で、自分の耳が変わっていることもよくあることなので、過去の作品を探して改めて聴いてみようと思う。
Big Strickのことばかり書いているが、本LPはBig Strickがかわいがっている?Generation Nextとの共作であり、とても若いらしいが、こちらもまた完成度の高い前述のロウな楽曲を並べており、今後チェックが必要な人物であるに違いない。